☆ 「従属法」あるいは「接続法」

「従属法」あるいは「接続法」


 命令、指示、願望、仮定などの中身の文は、「従属法」(一般には「接続法」と呼ぶ)で表します。

 英語では、例えば "If I were you, I wouldn't do it.(「もし僕が君の立場だったらそんなことはしないね。」)という文の "were" が「接続法」(英文法では「仮定法」とも言う)です。

 あと一つ例を挙げると、"I recommend that he come on time." (彼が時間通り来ることを勧めるよ。」のような例です。

 英語では主格の人称による語形変化が、be動詞の現在形や一般動詞のいわゆる「三単現」の "-s" 以外はなくなっています。ですから普通の言い方と「従属法」(一般には「接続法」と呼ぶ)の言い方の違いがはっきりしなくなっています

 他方、スペイン語では主格の人称による語形変化がしっかりと生きていますから、「従属法」あるいは「接続法」という概念もしっかりと生き延びているということができます。