☆ 文の基本要素:主語と動詞

主語と動詞のことをいつも考える


英語と同じようにスペイン語でも、"Hola, Juan."といった呼びかけなどの場合以外の一般的な文は主語と動詞を持っている。

英語と違うのは、スペイン語では動詞が主語に合わせて必ず語形変化しているので、多くの場合、動詞の形から主語が明白だという点だ。その結果、主語を示さない場合が少なくない。

これは、スペイン語の文では主語が要らないということではない。何らかの主語を想定しないと動詞の語形を決めることができない。だから、主語はいつも想定されている。しかし、その想定した主語を口に出さないことが多いということなのだ。

       
一般動詞の場合の例を見てみよう。



英語のbe動詞にあたる動詞の場合も同じだ。


第三人称の場合は主語が明白でない場合が多く、明示することが多くなる。


主語が明白であっても対比させたり、強調する場合には主語を示す。


英語の"it"に相当する代名詞はスペイン語にはなく、主語は空白になる。